墨堤花に酔う
「桜展」
すみだ郷土文化資料館
~5月6日
お花見シーズンを前に、江戸から明治時代の「墨堤のお花見」を紹介する「桜展」が、すみだ郷土文化資料館(墨田区向島2)で開かれている。「墨堤の桜」は、江戸時代中期に、8代目将軍の徳川吉宗が植えたのが始まりとされ、桜展ではその花見の様子を描いた浮世絵や写真、資料など計42点を集めた。
来場者の注目を集めているのが、酔っぱらいの姿を描いた浮世絵10点を集めた“酔っぱらいコーナー”。1882年(明治15年)に三代目歌川広重が描いた「東京開華名所図絵之内(とうきょうかいかめいしょずえのうち) 隅田堤より真乳山(まつちやま)を望」では、酔っぱらいの男に警棒を振り上げる警官の姿も。同館の専門員によると、墨堤の花見は江戸時代から楽器の演奏や踊りが禁じられていた上野と違って、酔客が歌ったり踊ったりして華やかだったといい、「昔も今も変わらぬ世相を楽しんで」と話している。
(2008年3月12日 読売新聞)
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