2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
フォト

« 法隆寺金堂 | トップページ | 東海道中膝栗毛の世界展 »

凱風快晴

Photo_2 

Hokusai__mt_fuji_2 

■   裏ゆき   ■
 「裏ゆき」という言葉を聞かれて、聞きなれない言葉だと思われた方も多いことと思います。
これは、版画を裏側から見た場合の効果を指すものです。
摺りの良い作品は裏から見てもバランスが良く、摺師の気迫が伝わってくるものです。
例えば保永堂版東海道の「四日市」は、裏から見た時、木枯らしの吹きおろす様が、表から見た時よりも3倍くらいよくわかります。つまり摺師のバレン痕が残っていて、これらが全てある一定方向に向かって働いているのです。この作品につけてあるグラデーション(ボカシ)は、全て方向性(木枯らしのふきおろす方向)を持たせて摺ってあることが、裏から見たとき、ひと目でわかるのです。
このような効果の出し方は全く珍しいもので、私は他に同様の例を知りません。このような摺り方は初摺りの作品にしか行われておらず、後摺り品においては、ただボカシを入れただけの摺り方になっています。そうした初摺品特有の摺り方が、版画を表から見た時、木枯らしを実感させることになるわけです。

Sc196827fpxobjiip1

« 法隆寺金堂 | トップページ | 東海道中膝栗毛の世界展 »

今日の浮世絵」カテゴリの記事

北斎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1415887/36968496

この記事へのトラックバック一覧です: 凱風快晴:

« 法隆寺金堂 | トップページ | 東海道中膝栗毛の世界展 »