伊蘇普物語
「通俗伊蘇普物語」 渡部温訳
挿絵を藤沢梅南、榊篁邨と共に河鍋狂斎が担当。
された、「イソポのハブラス」として紹介されたのが最初。
そして明治になり渡部温が英語から翻訳した
「通俗伊蘇普物語」がベストセラーになり、
修身の教科書にも採用され広く親しまれるようになりました。
「アリとキリギリス」は見当たらないので北斎の「あやめときりぎりす」。
江戸時代、吉原へ通う二挺だての屋形船を櫓のきしむ音からきりぎりすといったそ
うです。大津絵にはこんな俗曲も
♪きりぎりす 時節とて 虫売り 女衒(ぜげん)の手にかかり
江戸町々をかごに乗り 売られて買われて 身も細る
ほんに 思えば 苦の世界 きうり切られて 勤めの身
親たちゃ 草葉の陰で泣く 思い切れ切れ きりぎりす
屋敷では 軒に吊られて 泣き暮らす
ままになるなら 飛んでゆきたや 草の宿
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