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「日本古代木簡字典」

Acd0806172224007p1 奈良文化財研究所

(奈良市)が、平城宮跡(同)から出土した木簡の文字を採録し編集した「日本古代木簡字典」を近く出版する。国内の古代木簡からサンプルをとった字典は初めて。携帯サイズなので使いやすく、研究者だけでなく学生や古代史愛好家にも人気を呼びそうだ。

 木簡の文字は、崩していたり、消えかかっていたりして解読困難なケースが多い。平城宮跡で昭和38年に出土した1785点におよぶ木簡(重要文化財)は、解読して報告書を出すまでに6年ほどかかった。

 同研究所では従来、中国の碑文からとった文字の字典を使うなどしていたが、載っていない字があったり、字体が微妙に異なることもあり、国内の木簡の文字を採録した字典の編集を求める声が多かった。パソコンを使ったデータベースはあったが、持ち運びできないのが難点だった。

 今回の字典では、平城宮跡で出土した木簡の写真をデジタル化して画像を処理。約1000種、5000字を収録しており、画数と部首から文字を探せる。

 さまざまな字体がある文字についても、多彩な実例を示すことで探しやすいように工夫。「国」については140の字体を示しているほか、「郡」「郷」などについても数多くのパターンを網羅し、関連の年号や地名なども載せている。

 同研究所の馬場基研究員は「研究者に役立つだけでなく、発掘現場の現地説明会に来る人にとっても1冊あれば楽しみが増えると思う」と話している。

 八木書店(東京)から20日ごろに発刊される。B6判で約200ページ、税込みで2310円。問い合わせは同社((電)03・3291・2961)へ。

サンケイ新聞 6月17日

K_img_render 奈文研は古代の文字を素早く解読するため、05年2月から木簡の文字画像をインターネット上で検索できるWeb版「木簡字典」を公開中。「外でも使える紙媒体の字典を」との要望があり、昨年8月から書籍版の作成に取りかかった。

 字典の文字は、奈文研が発刊した「平城宮木簡1~6」に記された木簡約1万2千点から収録。約1千種だが、同じ字でも崩し字などいろんな型があるため、最終的な字数は約5千字にもなった。

 研究者らの間で字典の作成は十数年以上前からの悲願だったが、木簡が傷ついていたり墨が薄れていたりして判読が難しい字が多く、作業は困難を極めた。それを可能にしたのがデジタル技術。デジタルカメラで木簡を撮影し、字が不鮮明なものはコンピューターで画像加工を施した。字の筆先まで鮮明に分かるようにノイズ処理に時間をかけたが、現存する字そのものを見てもらうため、墨を加えたりはしていないという。

 作業中に研究者を驚かせたのは、文字それぞれの癖や筆順。「丁寧語であるはずの『御』という字でさえ40種類近くあり、敬っているようには見えない乱雑な字が多くある。古代の人はよほど大胆だったのだろうか」。奈文研の馬場基研究員(35)は何度もそう感じたという。「地域による字の癖もあるかもしれないし、非常に興味深いテーマです」

朝日新聞 6月13日

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