菖蒲

三代坂田半五郎の藤川水右衛門
写楽
入梅。鬱陶しい日々が続きそうです。
そんな気分を紛らわせてくれ、雨が似合う花の一つが菖蒲。
「六日の菖蒲」は?かも知れませんが、6月の菖蒲は!なのでは。
先日の東京新聞にも、伊勢原あやめの里など各地の菖蒲祭が紹介されていました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/amuse/flower/CK2008052902013392.html
その中でも江戸の切花の生産地だった堀切村の百姓伊左衛門が始めた
菖蒲はその種類のなんと多い事、そして素人には見分けがつきません。
菖蒲の品種改良にも江戸文化の豊かさが感じられます。
最近、菖蒲といいますと花弁の垂れた姿を思い浮かべますが、江戸後期には花弁が垂れず水平に、またはやや抱え気味に開く、「平咲き」や「受け咲き」と呼ばれる品種が現われ人気を集めました。なるほど広重の江戸百もそうです。
江戸っ子の好む粋の表われです。
今日の浮世絵の一枚と菖蒲の繋がりは?
中村座の控櫓だった都座は、寛政六年二月一日から始めた
『初曙観曽我(はつあけぼのかおみせそが)』の興行を三月、四月と外題を代えながら続行、五月五日の節句を選んで上演した外題が『花菖蒲文禄曽我』。
藤川水右衛門はその仇役です。
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