夕涼み
「浮世三勢喜 兄弟ノ夕涼」
歌麿
寛政12年頃
9日、久しぶりに近くの川辺を散歩しました。川面を渡る風が涼しく、とは参りませんでした。しかし、国際宇宙ステーションが中天高く北西から飛行してきました。気のせいかいつもより明るく大きく感じました。宇宙ステーションの動きに合わせて視線を東に転じると稲光。遠くから見ると綺麗な物です。
エアコン等のなかった江戸時代、こぞって夕涼みに出かけたのでしょうか。江戸の両国界隈の様子はたくさんの浮世絵が残っています。その他有名なのは京都の川床。貴船の川床、鴨川納涼床、高雄の川床、鷹ヶ峯の渓涼床。なかでも鴨川でしょうか。慶長年間の終わりには河原の賑わいが絵巻物に見られます。少なくとも寛永2(1662)年の中川喜雲著「案内者」には納涼床の様子が描かれています。昔は6月7日の神事として祇園会の後から18日までだったそうですが、現在は皐月床から9月の名残床まで楽しめます。
「都名所之内 四条橋河原夕涼」長谷川貞信長谷川貞信長谷川貞信
一方大坂は水の都と言われる通り至る所で楽しめたようです。浮世絵には浪花橋あたりが描かれています。鍋島藩の蔵屋敷があった堂島川の浜は「鍋島浜の夕涼み」といわれ、夕涼みの場所、月の名所として有名でした。あの鴻池善右衛門は川遊びの舟に風呂を誂えたそうです。
「道頓堀芝居町夕すずみ」「中村松江」「澤村国太良」
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はじめまして。大阪ミナミの戎橋筋商店街事務局の山本と申します。
ブログに掲載されている「道頓堀芝居町夕すずみ」の出典をお教えいただけないでしょうか?私どもの発行している冊子に掲載できないか、検討したく存じます。
ご多忙のおり、誠に申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
投稿: 戎橋筋商店街事務局 山本 | 2012年6月 4日 (月) 14時32分
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投稿: DalFaX | 2019年5月25日 (土) 19時49分