返せ~返せ~
江戸風俗東錦絵
「清盛日を呼び戻す図」
国芳
秋も深まり日の暮れるのが早くなりました。釣瓶落としの例え通りです。
下世話には春の夕日はケチの例え(暮れそうで呉れない)。
逆に秋の夕日は気前の良い人になるのでしょうか。
気前がよかったかどうかは知りませんが、権勢を誇り何と夕日を止めた男がいます。
平清盛です。日宋貿易の重要な拠点であった音戸の瀬戸の掘削工事に着手。
難工事を極めましたが、永久元(1113)年7月16日の引き潮を利して完成という時を迎えます。
しかし思うように事が運ばず、あと一息という所で 日が暮れ掛かります。 「平相国清盛」 三代豊国
いらだった清盛すくっと立ち上がるや日迎山の岩頭に立ち、今や西に沈まんとする真赤な太陽に向い、右手に金扇をかざし、日輪をさし招き「返せ、戻せ」。
平氏の氏神といえば厳島神社。
今日11月3日最終日を迎える姫路市立美術館の川瀬巴水展、「星月夜(宮島)」
が展示されています。
川瀬巴水は他にも月夜や雪の宮島を描いているようです。
伝わってくくる静寂さ、水面に映る鳥居にシルエットの微妙さが何とも言えません。
思わずハガキを買って帰りました。
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