旧暦霜月
旧暦では今日28日から11月、江戸時代でも顔見世の幕開けです。
歌舞伎役者はこの時期に1年契約、文字通りこれから一年の顔ぶれを披露したそうです。
本来入りの悪くなる11月をこれで盛り上げるという小屋の意図が伺えます。
この時期忙しくなるのが、紺屋(こうや)、悉皆屋(しっかいや)です。
大店や大名屋敷が大量の印半纏を発注するためです。この印半纏は職人、商人に与えられ今後一年の出入りが叶います。単なる仕事着ではなく、いわばIDカードです。それぞれの印半纏を着た者の所業に与えた者が責任を負ったのだそうです。それ故大変いい質草になったと云います。その切り替えの時期がやはり今時分なのです。
広重の「江戸百 神田紺屋町」、家康から藍の買い付けを許された土屋五郎右衛門が紺屋頭として管理した場所です。昭和35年ごろまでJR神田駅の東にこんな風景が見られたそうです。
富士山は雪景色ですが秋の部に入っています。画中の反物の魚は版元魚屋栄吉を示し、ヒとロの組み合わせは広重自身のお好みの紋。
トップ画像は月岡芳年の「月百姿 烟中月」。
火消しの後姿が凛々しく頼もしい限り。くれぐれも火の用心。
今ケンブリッジ大学のオンラインミュージアムで
Yoshitoshi展とKunisada and Kabuki展が開催されています。
一度ご覧下さい。
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