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C0030034 曲独楽
鍬形蕙斎

                                      

                                   

                                                                        

昨日沢入(そうり)国際サーカス学校の公演を見ました。
群馬県にあり、サーカス・アーティスト、大道芸パフォーマー、クラウンを目指す人々の訓練の場として運営されているNPO法人です。
一流とは言えませんが、如何にお客さんに楽しんで見てもらえるかを念頭に励んでいるそうです。面白かったです。私は座布団のジャグリングが気に入りました。
この公演は神戸学院大学での公開行事で、公演の前に西田代表とこれを企画した伊藤教授との対談がありました。
義務教育を終えた初心者が一から始める事もあるので、1~2年で基礎をマスターするのは難しいようです。今、第一線で活躍中の大道芸人の中には、年収一千万円の人も出ているそうですから将来は楽しみです。
しかし日本のサーカスの現状は諸外国に比べるといささか寂しいです。
一方”シルク・ドゥ・ソレイユ”の華々しさは目につきますね。
何故そうなったか。日本でのサーカスの持つ暗いイメージの原因や児童福祉法の影響。
フランスでの1968年に始まった社会運動。等興味ある内容でした。
江戸末期前後の日本の曲芸、軽業のレベルは相当高かったそうです。
例えばトップ画像の曲独楽の松井源水です。彼の所属した帝国日本芸人一座一行18名は、1866年(慶応2年)、横浜から船でアメリカ、ヨーロッパへ巡業に出かけました。一行は、足芸・軽業の濱碇定吉一家7人、曲独楽の松井菊治郎一家5人、手品の隅田川浪五郎一家5人、それに後見人の高野廣八の総勢18名。サンフランシスコで旗揚げ公演し、続いてニューヨーク、ロンドン、パリ、オランダで公演し、各地で大好評を博しました。パリやロンドンの新聞にその様子が残されているそうです。
尚、日本人の公式パスポートによる海外渡航第1号は、この時発行された手品師の浪五郎だったそうです。徳川幕府から発行されたパスポートには「書面之者亜國に香具渡世として相越度旨願に因て此證書を与へる間、途中何之国にても無故障通行をし・・・・・・」と、渡航目的が香具(やし)渡世(路上見世物=大道芸)であると記入されていたとか。参考までに浪五郎一家の雇用条件は2年間で一千両。

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このような見世物関係の浮世絵は数百はあったようで、画像の早竹寅吉、浪花亀吉の他、鯨細工の亀屋福松、女太夫花川小鶴、 風流人形 近江お兼など様々な芸と名前が見えます。

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