今宵は熱燗で
長門かに 四十四」
国芳
朝晩肌寒さを覚える頃になりました。落語の枕にも「酒は燗、肴は気取り(小味なさかな)、酌はたぼ」との云い回しが聞かれるやも知れません。たぼは元々は日本髪の後頭部を差します。この三つが揃えばそりゃ酒も進みますでしょう。長門のカニ、月待ちカニでしょうか。近年お高くなり、口に入りにくくなりました、特に雌。また酒の燗も昔の人はマメですね。部屋内はもとより屋外でもきちんとしたようです。紅葉の落ち葉を集めてとはなかなかの風情を感じます。 今日、焚き火もままならくなり、そうも参りませんが、せっかく造り酒屋の軒先に杉玉が下がるこの時期、今年のできを味見するのも結構かと。新酒と云えばヌーボーの解禁は20日ですか、楽しみですね。
ワインにヌーボーとヴィンテージがありますように日本酒にも古酒があります。泡盛ほどの年数の物はなかなかない ようですが、結構銘柄は揃っているようです。軽めの物では「南部美人ALL KOJI 2005」や三重の「玄米ワイン シャトウ玄」。もう少しいって栃木の「大吟醸 秘蔵」の熟成10年以上。「龍力 真古酒」は姫路の銘酒。ちょっとひねって「味醂 1986」はリキュール感覚。
楽しい晩酌を。
最後に北斎のデザインした盃の画像を。
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