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運慶

運慶作品の“体内”CT画像で鮮明に 24日から公開

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県立美術館で開催中の特別展「運慶流」で展示している運慶作「大日如来像」(国重要文化財、栃木県・光得寺)を、高性能CTスキャナーで撮影した3次元画像などが23日、公表された。内部に空間があり、運慶が「仏像の魂」として心臓部に納めたとされる水晶玉「心月輪(しんがちりん)」などが鮮明に浮かび上がっている。同美術館は24日から、特別展に合わせて画像などを公開する。

 大日如来像は像高約32センチと小さいが、堂々たる体格や力強い表情などは運慶ならではの特徴。昨年3月、米国の有名オークションで約12億5000万円の値を付けた大日如来像(真如苑蔵)とともに鎌倉時代、足利氏の発注で作られた作品とみられている。

 調査は東京国立博物館と九州国立博物館が県立美術館などの協力で実施。特別展「運慶流」で初めて九州に移動する機会を利用し昨年12月下旬、九州国立博物館の高性能X線CTスキャナーで、3次元の画像データを採取した。

 その結果、内側に空間がある内部構造や、心月輪を「五輪塔」で固定した状況などがより詳細に分かったほか、データに基づく実物大模型の製作も可能に。その第一弾として、心月輪の樹脂製模型が作られた。

 同美術館は24日から、特別展「運慶流」の受け付け前通路で、撮影された3次元画像や心月輪模型を公開。特別展で展示中のX線画像などとともに、精巧な作りや魂を込めた運慶の精神が見て取れそうだ。

 調査に参加した竹下正博県立美術館学芸員は「より詳細なデータが得られたことで、運慶研究の進展が期待される。県立美術館では速報としての展示だが、特別展の目玉だった大日如来像の3次元画像などが加わったことで、運慶作品の特徴が一層分かるようになった」と話す。

【写真右】X線CTスキャナーで撮影された大日如来像。心臓部の「心月輪」などの納入状況が詳細に分かる=画像提供・九州国立博物館
【写真左】3次元画像で浮かび上がった像内納入物。高さは約14センチで、直径約2センチの水晶玉「心月輪」を五輪塔で固定している様子が分かる=画像提供・九州国立博物館

Dainichi1 特別展「運慶流」で展示されている
運慶作「大日如来像」
(国重要文化財、鎌倉時代、栃木県・光得寺)
=写真提供・東京国立博物館

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