元禄歌仙貝合
紫貝を物の名に 四方歌垣真顔
江ノ島へ 霞わたれる 片瀬村
さきか干潟に いまやなるらん
紫貝
月痴老人為一筆
18世紀になると貝類収集が流行しますが、それに先立って三十六歌仙になぞらえた歌仙貝の選定がはやりました。色々な組み合わせがありますが、元禄期には3つの歌合が出版されました。
その内の一つに「六々貝合和歌」があります。その組み合わせを模して狂歌を選び、北斎の挿絵と組み合わせたのがこのシリーズです。「うつせ貝」が文政4(1821)年巳年の絵暦になっており、また狂歌の内容から翌年に渡って行なわれた江ノ島弁才天の御開帳に合せた物のようです。狂歌は四方真顔を中心とする一派が競っております。
「六々貝合和歌」
みなせ貝
しじみ貝
白貝
すだれ貝
みやこ貝
なでしほ貝
いろ貝
ますほ貝
ほら貝
あこや貝
さくら貝
みぞ貝
おどり貝
すずめ貝
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