三代目中村歌右衛門と三代目坂東三津五郎の首引き
文政5(1822)年2月
よし国門人玉国画(右) よし国門人岸国画(左)
当時上方歌舞伎界は看板役者同志を競わせ、贔屓熱をあおったそうです。
それを相撲の取り組みのようにし、首引きで表わしました。
三代目中村歌右衛門(芝翫1778~1838)は嵐吉三郎(璃寛1769~1821)とのライバル関係が有名ですが、江戸の三代目坂東三津五郎(1775~1831)ともその人気を競い合っていました。
この絵では共に石川五右衛門を演じています。
歌右衛門は中の芝居、三津五郎は角座で同時に演じて、東西の人気役者の一大競演と大いに評判だったようです。
春霞ひくや引くや贔屓のちから綱 はつ国
千金の詠めにあかぬはる景色 千歌国
はつ国、千歌国もよし国の弟子です。
« 中村仲蔵 | トップページ | 謎解き!? 浮世絵『浪花百景』を見よ »
「上方浮世絵」カテゴリの記事
- 大浮世絵展(2014.06.24)
- 鏡文字(2014.06.08)
- ざこば 上方の浮世絵展(2014.05.30)
- 役者評判記の世界展(2009.02.10)
- 「役者評判記の世界展 付流光斎如圭役者絵」図録案内(2009.03.12)
「今日の浮世絵」カテゴリの記事
- 「絵本庭訓往来」絵師 北斎本人か…新説(2014.05.17)
- 端午の節句(2008.05.03)
- 有卦絵(2008.05.17)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント