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フォト

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2010年2月

月夜松林図

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月夜松林図屏風
長谷川派
150.5 x 351 cm.

1996年、めくり12枚として見出される。
各扇の縁にそれぞれ「右一」から「十二」まで順序の記載。
1997年京都国立博物館の「桃山 絵画讃歌 黄金のとき ゆめの時代」に出品され一般に初公開。
1998年9月1日よりのサントリー美術館「日輪と月輪 : 太陽と月をめぐる美術展」で東京初公開。
後2001年8月25日よりの石川七尾美術館「長谷川等伯シリーズ~
長谷川派の絵師たち~、秋の所蔵品展」
でも公開される。
2007年3月クリステイーズにて88万ドルにて落札される。

北斎と広重?の掛け軸

Hokusai Photo

3月16日のオークションに出品されている作品です。
画題は田舎の風景。
三幅一対で他、流れの横で作業する農夫の一幅、後樵と籠を持つ女の組み合わせが描かれているようです。
落款は北斎為一。
しかしカタログにはAfter Hokusaiとあり評価額も600~800ドル。
北斎本人の筆ではないようです。

同じく雪の風景を描いた掛け軸。
落款は広重になっています。
しかしカタログにはやはりAfterの文字があり、評価額も同じ。

昼も夜も

An00423760_001_l_2  「弥生雛祭り汐干」

歌川豊春

                                          

                                             

”NIGHT&DAY”といえばコール・ポーターの作った名曲。
自信の伝記映画の題名にもなっています。
なかなか情熱的な歌詞で綴られていますね。

浮世絵にも昼と夜を1枚で表わした作品が有ります。
これは1枚を昼夜に分けた12枚続きのシリーズです。
昼は潮干狩り夜は雛祭りの準備をしてます。
今年は暖かですがさすがに潮干狩りにはまだ早いようです。
因みに旧暦の3月3日、今年は4月16日です。

1355619571_40_2 今秋公開の映画に ”KNIGHT&DAY”があります。
予告を見るとラブだけでなくサスペンスも有りそうですね。
一文字Kが付くとストーリーも変わるようです。
主演Tom Cruise, Cameron Diazの昨年12月のスペインでのひとコマ。

数十万円で買えたゴッホ

Photo Le Blute-Fin Mill, by Vincent van Gogh

お金持ちは高価な宝石を購入するとイミテーションを作り、普段はそれを身に付けるとか。
人がその価値を証明するのでしょう。
先日あるタレントさんがファーストクラスに乗った話をしてました。
専用トイレに中々入れてもらえなかったそうです。
暫くやり取りしている内にスタッフの視線がソックスに行きました、専用ソックスです。
とたんにどうぞ。
35年前Museum de Fundatieの館長が1枚のゴッホをパリのデイラーから購入しました。
5000ギルダー当時のレートで5~60万円ほどでしょうか。
他の作品数点と併せてだそうですから、全くの駄物とは思われてなかったのでしょうが。
館長は他にもレンブラントなど数点所有していると主張していたそうです。
しかし人間的に小馬鹿にされるようなところが有り、誰もそれを本物と思っていませんでした。
死後それらは倉庫に眠ります。
その1点が25年振りに日の目を見ました。
ゴッホ美術館により1886年のゴッホ作と認められのです。
”Le Blute-Fin Mill”です。
Museum de Fundatieで本日より展示中

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Director of the Museum de Fundatie, Ralph Keuning (R) attends the presentation of the painting 'Le Blute-Fin' (1886) (background) by Dutch painter Vincent Van Gogh in Zwolle, The Netherlands, 24 February 2010. The painting was discovered earlier this week. After an investigation at the Van Gogh Museum in Amsterdam, the Dutch artist has been identified as the painter of 'Le Blute-Fin'.

春信の坐鋪八景

瀟湘八景は中国で伝統的に画題になってきた8つの名所。湖南省で、南の瀟水が湘江に合流して、また他の川も流れて洞庭湖を作る、湖南省の景色。瀟湘夜雨、平沙落雁、烟寺晩鐘、山市晴嵐、江天暮雪、漁村夕照、洞庭秋月、遠浦帰帆の八景です。

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浮世絵でもそれに倣って各絵師が様々に取り上げています。
磯田湖龍斎、鈴木春信、鳥居清長、勝川春章、歌川広重、そしてもちろん北斎も。
場面も瀟湘八景をもじった物や近江八景、長唄八景などバラエテイーに富んでいます。
春信の坐鋪八景は 行灯の夕照、ぬり桶の暮雪、鏡台の秋月、あふきの晴嵐、台子の夜雨、琴路の落雁、とけひの晩鐘
拭かけ帰帆と瀟湘八景をなぞってています。工夫も凝らしています。
例えば「琴路の落雁」、題名の琴路にかけて雁を琴柱で表現しています。
「台子の夜雨」はどうでしょう。髪を結うのと夜雨はどう繋がるのでしょう?
ピンとくるのが髪結新三。しかしこの頃には河竹黙阿弥はまだ生まれていませんので落語から題材を採ったのでしょうか。
春信の浮世絵を下地にしたのも見受けられます。清長の「風流座敷八景 手拭掛帰帆」。
春信の作品の裏焼きのようです。
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逆に「行灯の夕照」は磯田湖龍斎の「行灯」の方が2~3年早いようです。

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晩鐘は春信等は「とけひの晩鐘」ですが北斎は風鈴を選んでいます。

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また鳥文斎栄之は「浮世源氏八景」で帰帆と松風を2枚続きで描いたりしています。

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地球を救うために緑の自然に帰ろう

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2009年度ベスト・サイエンス・イメージ
写真部門第1位:「地球を救うために緑の自然に帰ろう(Save the Earth, Let's Go Green)」

写楽再見展

Sharaku2 「自画像」
森村泰昌

                                      

                                     

国際交流基金が文化芸術交流の一環として開催して来た写楽再見展もいよいよ最終を迎えました。
http://www.jpf.go.jp/j/culture/exhibit/oversea/traveling/pdf/Sharaku_Interpreted.pdf

Tennessee State Museum
2010.2.18~4.11

063 粟津潔「SHARAKU elements 祭」

ツタンカーメンの謎、DNA調査で解明

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手前からツタンカーメンの母、祖母、父のミイラ

最新のDNA調査の結果、ツタンカーメンはマラリアと骨障害に苦しむ虚弱体質のファラオだったことがわかった。さらに近親姦でできた子供だったこともわかり、それが虚弱体質の一因だった可能性も浮上している。
今回の研究ではツタンカーメンのミイラと、王族のミイラ10体の調査が行われた。この10体は長年にわたってツタンカーメンの近親者と考えられてきたが、その中で人物が特定されていたのは3体にすぎなかった。今回、ミイラの骨から採取したDNAサンプルを使って、ツタンカーメンの5世代に渡る系図を作成することに成功した。
研究チームは、ツタンカーメンの父親と祖父を特定するため、父親から息子にだけ受け継がれるY染色体の遺伝子配列の共通項を探した。また、ミイラの親子関係を割り出すために、ミイラの遺伝子が特定の男女のDNAが結びついた結果であることを示す証拠を探した。
 この結果、これまでKV55と呼ばれていたミイラが“異端の王”アクエンアテンであり、ツタンカーメンの父親であることが確認された。アクエンアテンは、多神教だった古代エジプトの宗教を廃止して一神教の信仰を始めたことで知られている。
 また、KV35と呼ばれていたミイラは、ツタンカーメンの祖父アメンホテップ3世であることが判明した。アメンホテップ3世の統治は未曾有の繁栄を遂げた時代であった。
 DNA調査の最終的な結果はまだ出ていないが、ツタンカーメンの死にあたって墓所に一緒に葬られていた死産の胎児2体は第一王妃のアンケセナーメンとの間にもうけられた娘たちではないかと思われる。このアンケセナーメンのミイラもようやく特定される模様である。
 また、これまでは「Old Lady(老婦人)」と呼ばれていたミイラはツタンカーメンの祖母にあたるアメンホテップ3世の王妃ティイで、「Younger Lady(若い方の女)」と呼ばれていたミイラがツタンカーメンの母親だと判明した。  こうしてツタンカーメンの母親のミイラがついに特定されたものの、これが誰なのかは依然として謎だ。DNA調査によれば彼女はアメンホテップ3世とティイの娘で、夫アクエンアテンとは同父母の“きょうだい”にあたる。
 カリフォルニア大学ロサンゼルス校のエジプト考古学者ウィルケ・ウェンドリッヒ(Willeke Wendrich)氏によると、アクエンアテンとの間にツタンカーメンをもうけた“姉か妹”は、正妃以外の妻か側室だったと思われるという。このようなことは当時そう稀なことではなかったと考えられている。
「エジプトのファラオには複数の妻がいた。複数の息子を持つことも多く、父親の死後にはこの息子たちが王位をめぐって争うことになった」とウェンドリヒ氏は語る。また、近親姦で子供を作ることも当時のエジプト王家では珍しくなかったという。
 また、今回のツタンカーメンのミイラの調査で、左足の変形が骨組織の壊死によるものであることが初めて突き止められた。「体内に死にかかっている組織を抱えているのだから、壊死はどんな場合でも恐ろしい。命の危険はなかっただろうが、その痛みは相当なものだったろう。墓から杖が多数発見されたことからも、ツタンカーメン王は歩くのに杖が必要だったと考えられる」と、研究の共著者であるカルステン・プーシュ氏はナショナル ジオグラフィック ニュースの取材で語った。
 しかし、マラリアによる命の危険からは逃れられなかっただろう。蚊によって媒介されマラリアを引き起こすマラリア原虫のDNAがツタンカーメンの体内から見つかった。今回発見されたマラリア原虫の種類は複数で、ツタンカーメンは死ぬまでに何度もマラリアに感染したことが明らかになった。それらの種はマラリアのなかで最も悪性で致命的な熱帯熱マラリアを引き起こすものだった。
 今回の研究から、マラリアによってツタンカーメン王の免疫システムが弱まり、骨折した足の回復が遅れた可能性が示された。マラリアと2005年に発見された左大腿骨の骨折がこの若い王の命を奪ったのだ。
 ツタンカーメン王の死因としては、これまで狩猟中の事故、血液感染、頭部を殴られた、毒殺などが挙げられてきたが、「これでツタンカーメンが暗殺されたとするまったく根拠のない説が一掃される」とウェンドリッヒ氏は話している。
 さらにツタンカーメンの父は“奇形のエジプト王”ではなかったこともわかった。豊かな腰と腹部、女性化乳房の特徴である胸部の隆起などアクエンアテンの像に見られる女性的な特徴は、遺伝性疾患のためであったとする説もこの研究で覆された。
 医療用スキャナーを使いアクエンアテンの遺体を分析したが、そういう異常は見つからなかった。ハワス氏が率いる研究チームは、在位中に作られたアクエンアテン像に女性的な特徴があるのは宗教上の理由や政治的理由によるものと結論づけた。
 アクエンアテンの外観が遺伝性疾患によるものでなかったことが判明したが、今回のDNA調査には参加していないエール大学のエジプト学者ジョン・ダーネル氏は、これが「この研究の最も重要な成果」だとしている。
 ダーネル氏はアクエンアテン像の両性具有的な外見は、自らを男性でもなく女性でもないエジプトの創造神アテンになぞらえようとしたためであるという説を主張している。「アクエンアテンは天地が創造された時の存在なので、一風変わった風貌として表現されたのではないか。これからは、アクエンアテンは奇形のエジプト王ではなく思想家だったととらえられるべきだ」とダーネル氏は語っている。
 ツタンカーメンの王族のミイラから採取したDNAは非常によい状態だったことに誰もが驚いた。「これより何世紀も後のエジプトの一般人のミイラのDNAに比べて、ずっと状態がよい。今回発見された「老婦人」のDNAは古代の標本から採取したどのDNAよりも美しかった」とプーシュ氏は語っている。
 古代エジプト人が王族のミイラを腐敗から守るために用いた遺体防腐処理の方法が予期せず肉体と同様DNAも保護したのだろう。「王族の遺体防腐処理に用いた成分は、質量ともに、古代の一般人に用いたものとはまったく異なっていた。神官はもちろんDNAを保存しようとは思ったわけではないだろうが、その防腐処理の方法が私たちには幸いした」とプーシュ氏は語っている。

ナショナルグラフィック 2010.2.17

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狂斎の「地獄太夫」

D5294719l 河鍋狂斎の「地獄太夫」がオークションに出品されます。
予想落札価格は25~30万ドル。
1981年11月太田記念美術館での生誕150年展、
1989年11月、茨城近代美術館での没後100年展等に展示された作品。

HYmn to Beauty

Exhibitionoferotic2_3 高名美人見たて忠臣蔵 四段目 

花扇

歌麿 

版元近江屋

                                                               

                                                                               

~5月2日
Art Gallery of New South Wales

ベルリンのアジアミュージアムの所蔵品80点が展示されているようです

http://www.artgallery.nsw.gov.au/

タイトルはCharles Baudelaire の"Hymne à la Beauté "からの連想とか。

Pietro Masturzo

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オランダのアムステルダムで開かれた2009年世界報道写真コンテストで12日、イラン大統領選の結果に抗議して叫ぶ女性の写真を撮影したイタリア人のフリーカメラマン、ピエトロ・マスツルツォ氏の作品が大賞に選ばれた。
 作品は大統領選の投票から約2週間後の昨年6月24日に撮影された。夕暮れに建物の屋上で女性が叫んでいる。審査員の一人は「何か大きなことの始まりを示している」と述べ、イラン国内での反政府デモ激化を予感させると評価した。

国芳展inニューヨーク

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Graphic Heroes, Magic Monsters:
Japanese Prints by Utagawa Kuniyoshi
from the Arthur R. Miller Collection

Friday, March 12 — Sunday, June 13

http://www.japansociety.org/event_detail?eid=31ec3399

When Picasso met Japanはいよいよ閉幕です。http://www.bcn.cat/museupicasso/en/exhibitions/current.html

北斎の喜能会之故真通をモチーフにしたピカソの'Dona i Pop'(1903)An00583055_001_l_2 3225479_2

Raphael and La Fornarina’ (1968)は磯田湖龍斎の影響


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http://www.ft.com/cms/s/2/3e6adb38-f4cd-11de-9cba-00144feab49a.html

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