シャーロック・ホームズ
3月の講談社文庫の新刊に出久根達郎の「作家の値段」があります。
著名作家が古書の世界においてどのように評価されているか。
珍品の値段とその経緯、作家のエピソード等が書かれています。
取り上げられている作家の内の一人が山本周五郎。
平成9年、ある古書店主がそれまで周五郎作と知られていなかった作品を目録に載せました。
それが目論見通り周五郎研究の第一人者の目に留まります。
「少年探偵 黒襟飾(ネクタイ)組の魔手」という作品。雑誌「少年少女譚海」昭和5年8月号の付録です。
少年雑誌の付録でしかも探偵小説ということが研究者の盲点だったようです。
その後同作の2点目が見つかります。95000円の値が付きます。
さらに同じく少年雑誌の付録で「探偵小説 シャーロック・ホームズ」という作品も古書界に初出したりしました。
山本周五郎と言えば時代小説のイメージでしたが、こういうのも書いていたんですね。
シャーロック・ホームズといえばロバート・ダウニー・Jr主演の映画が上映中ですね。
春休み公開で子供向けかと思っていましたが、そうではないようですね。
原作は勿論コナン・ドイル。
そのドイルの手紙があります。
シャロックホームズ役を好演したオリバー・ピータース・ヘギーに宛てたもの。
“My dear Sir,
Just a line to thank you again for your splendid Holmes. It really is a a very excellent performance. Your disguise is so remarkable that I have grave doubts whether your audience give you the personal credit which is your due. Why not in taking the call restore the contour of your face & doff your wig. I’m sure they think it is a double.”
Yours very trly,
Arthur Conan Doyle”
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