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2010年9月

立きれ線香

上方落語で唯一泣かせる噺とも云われているのが「立切れ線香」。
「立切り」が正しいと仰せの方もありましょうが。
昔は勘定を線香で数えたのがベースになっています。
線香が一本燃え尽きる時間が幾らという勘定で、一本二本と数えました。
昭和5年に発行された『上方色町通』という本に花代が詳しく書かれているそうです。
この本は、大阪新町、五花街(みなみ)、北の新地、京は先斗町そして神戸と、上方の色町を総まくりに紹介していくガイドブックです。
しかし芸者の話に終始して、娼妓がほとんど出てこないんだそうで、線香代も芸者のは詳しいとか。
例えば五花街の花代を挙げてみると、線香代は1本15銭で、平日の午前6時から昼までが12本、紋日は14本、大紋日が16本。「明かし」という、夜の12時から朝までが、平日18本、紋日35本、大紋日が45本。芸者1人の値段です。
先斗町は流石に値も張り、1本27銭で、午後6時から12時までが1時間5本、其の他は1時間4本となっています。
通し花(一昼夜)は70本。
参考までに当時の物価は、カレー10銭 牛乳6銭 コーヒー10銭 ラーメン10銭 そば10銭 映画40銭 国鉄5銭 銭湯7銭 封書3銭 ハガキ1銭5厘 新聞(1ヶ月)90銭 レコード1円20銭 週刊誌12銭
昭和5(1930)年といえば世界恐慌真っ只中のご時世。
大阪では千日前の南陽館で10銭漫才が始まった頃だそうです。

立切れ線香にはこんなエピソードも。
枝雀が入門間もない京都市民寄席での話です。
米朝師匠が出前を頼んだのですがなかなか届きませんでした。
舞台間際に食べると演じにくいので、そのままに演じたのが「立切れ線香」。
枝雀はその時そのネタを初めて聞いたそうです。
涙ながらに楽屋に戻ると演じたばかりの師匠が冷めた親子丼を食べている。
それを見てえらく怒っていたと、後に米朝師匠は人伝に聞いたそうです

エゴン・シーレ クリムト

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エゴン・シーレの自画像が展示されているのは、バーゼルのバイエラー財団美術館。
http://www.fondationbeyeler.ch/
この他”Recling Woman” (1917年)やクリムトの作品を中心とした展覧会が開催されています。
この二人の話題では来年オーストラリアでも注目作品の展示があるようです。

Vienna1                Klimt01_0
”Recling Woman”                                   Judith II, 1909

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Portrait of Emilie Flöge 1902                      Portrait of a Boy I (Herbert Rainer) 1910

英泉の枕絵ー1

英泉の画帳。
枕絵でもあり何点かは大小絵でもあるようです。

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竜安寺の襖絵 続報

桂屋さんのブログに続報が出てます。

http://d.hatena.ne.jp/art-alien/20100919/1284918845

寄贈者と思われていたのが、実は竜安寺のエージェントだったんですね。

まあ、戻ってくるという事実に変わりはありませんが

北斎肉筆画初公開

漫画絵師三人原画展

「この一枚のために」

期 間 : 平成二十二年 九月二十七日(月)~十月三日(日)
時  間 : 十一時~二十時(最終日十六時三十分まで)
会  場 : シンワアートミュージアム

http://www.gengaten.mangarak.com/

この中で北斎の肉筆画2点が初公開。

 

① 画タイトル  旭日布袋童子鶴亀絵

サイズ  縦三尺八寸 横一尺五寸八分
素材  絹本極彩色
作年  文政三年頃

極めて短期間使用の銘「北斎為一筆」
旭日に鶴を舞わせ携童の布袋和尚が宝珠の手に鶴を呼び寄せる。
尻下に虎の毛皮を敷き、岩石に腰を降ろす。
側に緑毛の海亀を添え「不老長寿」の祝儀用として描かれたもの。
布袋和尚は中国の四明山の僧。体格は肥満で腹が大きく垂れ、常に大なる袋と杖を携へ、日常品一切を袋に入れ、悠々として其の相は円満にして、我が国では江戸期以降、七福神の一人に数えられている。

② 画タイトル  昇り龍図

素材  絹本水墨画
サイズ  縦 2尺四寸六分 横 1尺一寸七分
作年  嘉永二年90歳晩年正月作。

正月の辰の日「富士越之龍図」を描く内の一つである昇り龍図。二月三月と作画し「雨中之虎図」大田記念美術館蔵と「漁夫稚夫図」フリア美術館蔵など大作を製作し4月に病床に臥した。

喜多川藤麿「見立六歌仙図」

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「見立六歌仙図」
たばこと塩の博物館所蔵

現存50点ほどの藤麿作品の中でも傑作と言われる作品

所蔵)、

デニス・ホッパーコレクション

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デニス・ホッパー、一番印象に残っているのは「イージーライダー」です。
映画は勿論ですが芸術にも造詣が深かったそうです。
そのホッパーが亡くなったのは今年5月。
そのコレクションが11月にオークションに出てくるそうです。
貧乏人はすぐ何故手放すのかな?と思ってしまいます。
最大の目玉はこれですかね。
ジャン=ミシェル・バスキア、タイトルはなし。
評価額は500~700万ドル。

日本に1枚の写楽

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「暫」 三世市川高麗蔵の篠塚五郎

東洲斎写楽

              

       

         

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                      

                                                              

                                                             

「そのSantori_2名は蔦屋重三郎」展       
11月3日~12月19日
サントリー美術館

それに出品される1点。
世界に3枚日本に1枚しかないそうです。
所有しているのはボストン美術館・ミネアポリス美術館、
そして今回貸し出される東京羊羹さん。
貴重な1枚をこの機会に!

詳しくはhttp://tokyoyokan.blog.ocn.ne.jp/ukiyoe/2010/09/post_5f09.html

                                                       

                                                       

                                                        

                                                       

                                                           

                                                        

                                                       

参考画像
ボストン美術館所蔵(左)とミネアポリス美術館蔵

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十竹斎書画譜

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編み籠の三つの蜜柑

1633年頃に作られた胡正言の「十竹斎書画譜」
清代の『芥子園(かいしえん)画伝』とともに、浮世絵の技法に影響を与えたと言われる。

中国以外ではネルソンーアトキンス美術館の所蔵品が有名だそうです。

ピカソ La Minotauromachie

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Pablo Picasso, La Minotauromachie, Etching, 1935

先日のサザビーズで60万ポンド、1987416ドルで落札されたとか。
同じエッチングが1990年に2150万スイスフラン、当時のレートで88万ポンドで落札された記録があるそうです。

浮世絵の値段

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新吉原(東都名所)
歌川国芳
62500ドル

前回確認時終了していなかったのですが、予想の20倍ですね。
その他鳥文斎栄之の肉筆画2点。

Chobunsai_eishi_beauty_beneath_ch_2 桜の下の美人
鳥文斎栄之
15000ドル                                                                                                                          

                                             

                              

                                           

                                

                               

                                     

                                    

                                

                                     

                                  

                                 

                                  

                                   

                                   

                                   

Chobunsai_eishi_beauty_reading_a_le 文読む美人
鳥文斎栄之
22500ドル

                              

                        

龍安寺の襖絵115年ぶりに戻る!?

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先日のクリステイーズで落札された襖絵「中国仙人図」4面と「河辺唐子図」2面。
龍安寺旧蔵のものだそうです。
1606年、細川氏(幽斎か三斎)によって狩野孝に発注され、当時龍安寺の石庭を見渡す「旦那之間」中央部屋の北側に在ったそうです。しかし廃仏毀釈の荒波を被り龍安寺を離れ、それが10年ぶりに市場に出てきたとか。
この度この襖絵を競り落とされた方は、龍安寺に寄贈される心積もりで事に望まれたそうです。そして見事落札されました。
115年ぶりに龍安寺に戻ることになりそうです。
詳しくは桂屋孫一氏のブログをご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/art-alien/rss

ボストン美術館浮世絵名品展   歌麿

クリックで画像拡大します

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「契情婦美姿 八」                     「四季遊花之色香 上・下」

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                                 寝語軒を訪う寄々羅金鶏」

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大名屋敷の京伝

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冨士見茶屋の店先

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吉原のお正月 「京町一丁目 俵屋内 花山 つぼみ ふぶき」

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福禄寿、弁天、布袋年賀の宴

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「青楼仁和嘉女芸者 茶せん売 黒木売 さいもん」             吉原仁和嘉 「荻江松蔵 峰 いと」 

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「青楼三幅対」                                        江戸高名美人 「高しまおひさ」

Sc228910fpxobjiip1                     Sc228919fpxobjiip1
「難波屋おきた」 (判じ絵)                  「虚無僧と美人」

Sc230114fpxobjiip1                     Sc172937fpxobjiip1

「江戸町壱丁目 玉屋内 若梅 むめの いろか」                     「歌撰恋之部 稀ニ逢恋」

Sc228226fpxobjiip1                     Sc228614fpxobjiip1
「当世踊子揃 鷺娘」                                    「当時全盛美人揃 滝川」 

Sc228909fpxobjiip1                     Sc155888fpxobjiip1
遊女集 「丁子屋内 雛鶴 つる次 つるの」                      「虚無僧姿の男女」 

Sc232190fpxobjiip1                     Sc232007fpxobjiip1
  「千代鶴」                                        「風俗三段娘 下品之図」

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 「台 所」                                                                                          「高名美人六家選 再出」 難波屋おきた (判じ絵)

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「青楼遊君合鏡 丁子屋内 雛鶴 雛松」                                               「青楼遊君合鏡 若那屋内 若菜 和歌浦」

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「逢身八契 梅川忠兵衛の喜伴」                                  

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                                 「忠臣蔵 七段目」

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 「茂兵衛女房おさんが相」                                 「風流七小町 清水」

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「夏衣裳当世美人 伊豆蔵仕入のもよう向キ」

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                          「五 節 句」

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「山姥と金太郎」                                    「七代片岡仁左衛門の由利八郎」



        



  


                              

Sc229675fpxobjiip1 「役者六家選」

Sc228914fpxobjiip1  Sc230824fpxobjiip1   Sc230824fpxobjiip1_3      
「福島左衛門」                     「加藤清正」           「真柴久吉」

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        「覗き」                                       「風流子宝合」 本読み

浮世絵の値段

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「四代岩井半四郎の乳人重の井」
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このたびのクリステイーズで注目の写楽は落札されませんでした。
かわって6万ドルの高値で落札されたのが高橋弘明の"Abalone diver" (1931.8)
トップ画像です、落札予想額は2~3000ドルだったのですが。
高橋弘明、馴染みがありません。以下のように紹介されています。

浮世絵師伝』p162(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝弘明
 【生】明治四年(1871)一月二日 現在
 【画系】松本楓湖       
【作画期】明治~昭和
 
高橋氏、俗称勝太郎、画名は松亭の作多く、大正十年頃から弘明(ヒロアキ)と改号したが、稀に松亭の印 だけ押捺したるもあり、出生地は浅草向柳原にして、浅草永久町に在住せし伯父に当る容斎風の松本楓湖の宅で、九歳の頃から画手本を貰つて遊びながら習画した。下谷御徒士町より車坂に移る、十五、六歳の(肩揚のある)頃から宮内省の外事課へ通勤した、其役目は外国の勲章の写し、役人の通常服及び大礼服の改正雛形の描写其外宮中の器物に関するもの等であつた。通勤した重なる画師は、福井江亭、池田琴峯、三島蕉窓、高橋玉淵などであつた。其頃は交通不便で乗物なく、車坂より赤坂離宮
まで往復徒歩で、其の道程三里位あり、雨中の時は高足駄で鼻緒が切れて、素足で入ると門衛に咎められた事がある。 
  明治二十二年頃青年画家が協同して、青年絵画協会を設立した。会員は村田丹陵、富岡永洗、特に寺崎広業は飲友達で記憶が深い。 
岡倉覚三氏は美術院を立てゝから互評会を作り、其主旨は各自の作品を正に批評する会であつた。会員は鈴木華邨、寺崎広業、横山大観、下村観山、菱田春草、西郷孤月、木村武山、尾竹国観、竹坡、上原古年、岡田梅村、桜邨、水野年方等、・其当時の若手画家の集団であつた。 
また上野の伊予紋に文士、画家の会合する二十日会にも入会した。其会は文士が短文を作り、画家が文章に合せて挿絵する約束の会で、二三年続いたが泥酔乱舞に終り、殆ど実行した事は無い。其会員連は巌谷小波、坪谷水哉、大橋乙羽、高山樗牛、泉鏡花、尾崎紅葉等、画家は鳥居清忠、村田丹陵、島崎柳塢、寺崎広業、富岡永洗、小堀鞆音氏等である。(以上は氏の談話に基きたるもの) 
  下谷車坂より浅草駒形町へ移り、尋常小学校の教科書及び雑誌、新聞等の頼絵を揮毫すること十数年、其間に東京勧業博覧会、工芸共進会に出品して一等二等褒状等を受く。また駒形より神田区五軒町に移り、近所の古錦絵商前羽商店より古錦絵の再版の線書及び色ざしを依頼中、明治四十年春前羽商店を通じ渡辺版画店主(其当時は柳町に間借して居る頃)の需めに依り、独立した木版画、輸出向として日本の特長ある山水人物等数図を試に作つた。線書、色差し、摺合せ等を加へれば、普通の肉筆より数倍の手間は掛るが、摺上つて見ると肉筆より色彩の精美現はれ、欧米各国でも氏の版画を希望する者多く、年々版画の揮毫に努力されたる効ありて、震災前(大正十二年九月一目)氏の分だけにて大小取合せ五百図以上の数に上つた、版木も版画も全部焼失したけれども、震災後に災前より入念に作画されたものが多い。 
  昔の錦絵が江戸土産として地方の人々に購はれたのと同様に、現今世界の人々が日本土産として喜んで購ふことになつたのは興味深いことである。氏の現住所は東京府下矢口町字小林三二六番地〟    
 

 ◯「幕末明治の浮世絵師伝」『幕末明治の浮世絵師集成』p91(樋口弘著・昭和37年改訂増補版)
  〝弘明(ひろあき)
   高橋勝太郎、松亭のちに弘明と号した。松本楓湖の門人。小学校の教科書、雑誌新聞の挿絵から、その後は高級美術版画に転じた。昭和二十四年に歿した〟



その他で人気を集めたのも深水、巴水と近代版画でした。
いずれも予想の数倍以上の落札額。
浮世絵では国芳のユーモア系が人気のようです。

Ito_shinsui_taikyo_19167_d5347146h 「対鏡」 1916.7
47500ドル

 

                   

                                                  

                                              

                                                                           

                                                    

                                              

                                                         

                                                                      

                                                

                                               

 

                                

Ito_shinsui_yokugo_19171_d5347147h 「浴後」 1917.1  
40000ドル

 

                                            

                                               

         

                            

Kawase_hasui_harusame_no_kobune_1_3 

                                      「春の小舟」  1920    8125ドル

                                               

                                                                     

                                                                     

                                                                     

                                  

Utagawa_kuniyoshi_utagawa_kuniyoshi
化け物忠臣蔵
国芳
10625ドル   

                                             

                                          

                                                                                                                                                    

Utagawa_kuniyoshi_utagawa_kuniyos_3  福の神の籠毬
国芳
8750ドル

                                                                                                            

ボストン美術館浮世絵名品展

2008年の名古屋ボストン美術館での「浮世絵名品展」以来のボストンビゲローコレクション。
清長38点、歌麿57点、写楽20点その他の絵師作品20点。それに肉筆画5幅、版本も数点。
2会場に分けて展示されさらにもうひと部屋で神戸市立博物館所蔵作品も30点あまり展示されている。
入って直ぐは清長作品が続きます。
平日の午後ですが思った以上に観客が多い。しかもほとんどが女性のせいか清長の美人画で列が流れない。
第2会場に廻るがそこも大差なし。浮世絵こんなに人気あったんですね。
名古屋では会期末でもゆっくり見られたのですが。
今回もさすがボストン美術館所蔵作品と感じさせる逸品が並んでいます。
しかし写楽の大首絵はどうなんでしょう。質としてはそんなによくないと思うのですが。
とはいえ3枚続き、5枚続きもあり迫力充分の内容。

余談ながら出品目録は自由に取れる状態にはありません。
係員にお願いすると音声ガイドを利用しなくとも頂けました。
ホームページにはpdfで紹介されてますが。
展示品の一部の作品に小さなサクラの花びらのようなスタンプが押されてます。
学芸員の方に確認しましたが、多分ビゲローだとは思われるが誰が押したかはハッキリしないそうです。
HNKの方も同じ質問をして帰ったとか。またその内調査結果が放映されるやも。

参考画像

清長
http://kasd.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-7d56.html

歌麿
http://kasd.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-5ce6-1.html

ボストン美術館浮世絵名品展 清長

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「工藤左衛門祐経 市川高麗蔵」                      「二代市川門之助の源頼信」

Sc232196fpxobjiip1_2                                
「八百や お七 瀬川菊之丞」 (三代目)

Sc153941fpxobjiip1                   Sc228607fpxobjiip1  
 「当世遊里美人合 土手花」                            「当世遊里美人合 橘」

Sc229674fpxobjiip1_2        Sc83946fpxobjiip1
「当世遊里美人合 叉江涼」 (2枚続き)                       「当世遊里美人合 叉江涼」

Sc229394fpxobjiip1_3                                             Sc233326fpxobjiip1_6
「雛形若菜の初模様 丁子屋内丁山 しをり つまき」                          「雛形若菜の初模様 あふき屋扇野 いさみ すさみ」

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「雛形若菜の初模様 あふきや内 たき川 おなみ めなみ」

Sc228624fpxobjiip1_2               
「風流三つの駒」 春駒

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「美南見十二候」 三月 飛鳥山の花見                                              「美南見十二候」 九月 いざよう月

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「風俗東之錦」 春の野遊び                                                 「風俗東之錦」 萩見

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「風俗東之錦」 帯解

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初春の越後屋

Sc230812fpxobjiip1                                               Sc231471fpxobjiip1
三代瀬川菊之丞の小糸、山下万菊の賤機姫、                                          三代目瀬川菊之丞の遊女
三代沢村宋十郎の大友常陸介、                                                             三代目沢村宗十郎の曾我十郎
富本豊前太夫、富本斎宮太夫、名見崎徳治                                             五代目市川団十郎の遊女

Sc231471fpxobjiip1_2                                               Sc228904fpxobjiip1
三代沢村宗十郎の濡髪長五郎、二代市川門之助の放駒長吉、                  五代目市川団十郎の横川覚範、
三代瀬川菊之丞の吾妻、三代市川八百蔵の山崎与五郎                         三代目沢村宗十郎の狐忠信、中山富三郎の静御前

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三代沢村宗十郎の頼朝、山下万菊の政子、                                              三代沢村宗十郎の工藤祐経、
中村里好の清瀧                                                                                 三代市川八百蔵の曾我五郎、三桝徳次郎の大磯虎

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                                                   三代瀬川菊之丞の石橋

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「子宝五節遊」 人日(1794~5年)                          「子宝五節遊」 上己(1794~5年)    

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 「子宝五節遊」 重陽(1794~5年)                        「子宝五節遊」 人日(1801年)

Sc229392fpxobjiip1                     Sc229393fpxobjiip1
 「子宝五節遊」 上己(1801年)                        「子宝五節遊」 端午(1801年)

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「子宝五節遊」 七夕(1801年)                          「子宝五節遊」 重陽(1801年)


トータス松本は落研にいた

情熱大陸×らくご
9月14日 シアターブラバ
暗転の中、ギターを抱えたシルエットが浮かび上がる。
客席からキャーという女性の声。
いきなりアコギ1本で「バンザイ~好きでよかった」を熱唱。
しかし再び幕。「エ~ッ、これだけ」と不満の声があちこちから。
これがこの会の有り様を決めたのかも知れない。

会場に着いて思った。
外で待ち合わせをしている人が多い。しかも女性。
雰囲気がいつもとまるで違ってました。
私の両隣も若い女性、しかもグループでなく単独。
出演者4人の内、3人が噺家。
4人の絡みの時間もあるだろうから、トータス松本の出番は4分の1以下。
それに6000円を出しているのだ。
その熱心さは落語ファンの比ではないのでは。

次に登場した花禄も出てきていきなり言った。
トータス松本さんはもう一度出てきますから。あれだけじゃあないですから。
噺家3人がトータス松本ファンに気を遣わねばならない状況になっていたのは確かです。
今日は20~70代まで幅広いお客様でどこに向かって話せばいいのか迷ってますが、というのも正直な所でしょう。
花禄、団春は馴染みがないのでよく判りませんが、米團治にその様子がハッキリ判ります。
マクラはこれまでの落語会等で何度も喋ったお馴染みのネタばかり。
使い古されたかもしれないが、判りやすくよく受けるんでしょう。
自分の失敗談を挙げこれは米朝譲りであると。
繁昌亭の柿落としの口上で歌丸師匠の亭号間違い、米朝の水虫薬事件、
米朝には虫歯がない、総入れ歯。これでも受けてました。
演目も見た目にも楽しめるのを選んだようです。

その演目は
「明烏」  柳家花禄
「替り目」 立川団春
ミニライブ トータス松本
  ♪ワンダフル・ワールド
  ♪No Way
  ♪どれだけの朝と夜を~シュアリー・サムデイ~
  ♪サムライソウル
  ♪明星

「七段目」 桂 米團治

最後に4人で立ったまま気の遣い合い。
やれトータス松本は海老蔵ににているいや香川照之だ岩崎弥太郎ができるとか。
噺家が喋り過ぎたと思えば、今からトータス松本が存分に話しますとフォローしたりと。
トータス松本の後で演った花禄や米團治は、盛り上がった後なので緊張したとコメント。
東京でも斎藤和義がオープニンング1曲で下がったが、あんな声はなかった。
大阪は反応が違う、「七段目」も気合が違っていたと団春。
それぞれジャンルを越えての共演がもたらす刺激を感じていたようです。

既に2時間半を越え、影の声が米團治にまとめるように急かす。
団春が亭号を間違えないようにと声。
柳家、立川、それにトータスですねと確認する米團治。
すかさずトータスは亭号じゃあないと突っ込み。
トータス松本が、でもそれおもしろいかも、とフォロー。
最後に大阪締めで幕。

MCでトータス松本が言ってました。
中学時代は社会科の吉田先生が作った落研にいた。
父親が落語好き、家に仁鶴の「道具屋」「向う付け」があった。
その影響で落語が好きになり、迷わず入部。
文化祭では15分の噺を5人交替で演じるという、不思議な事もやった。

イカロス・プロジェクト

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NHKのドラマを見て思い出しました。
イカロス・プロジェクト。
ドラマでは男女の恋のきっかけに使われていました。
私には全く思いもつきませんでした。
私は結構安くできるんだな、とか
死んだらこれで散骨してもらおうとか考えませんでした。
生きている間の宇宙旅行は無理なようなのであの世への途中にでも一度みてみたいもんです。

http://www.robertharrison.org/icarus/wordpress/28/icarus-iii-launch-1/

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西向くさむらい

「西向く士」、小の月の覚え方です。
天保8(1837)年の大小の覚え方が現在に伝わってます。
文政8(1825)年の大小月覚え言葉は1月、3月、5月、7月、10月、12月が大月で「大好きは雑煮草餅柏餅ぼんのぼた餅亥の子寒餅」。
現代は年が変わっても月の大小は変わりません。
江戸時代は毎年月の大小は変わり、年のよっては閏月もありました。
しかも暦は幕府の管理下におかれ、今のカレンダーのようなものは使えませんでした。
これでは日常生活に差し障りが出ます。そこで人々はその年の月の大小を絵にデザインそれを新年の挨拶で配ったりします。

国会図書館の電子展示会で「日本の暦」が取り上げられています。
大小暦を通じて浮世絵の発展に大きく関係しています。
春信の前に「大小暦の謎解き」にも出てくる北斎の絵暦を。

「大小暦の謎解き」
http://www.ndl.go.jp/koyomi/nazo/01_index.html

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「子の字」の説明で先生はなんと答えたのでしょう?とあります。
解説にあるように後の障子に答えはあります。
字の大きさで正月から順に小、大、大、小、大、大、小、大、小、大、小、大
と答えると間違いです。閏二月が抜けています。
子の字を並べた半折の右肩に朱印風に「寛政壬子○」とあります。
さらに左下には落款風に「壬二」「小」とあります。
これで寛政4年壬子年(792年)には閏二月があり小の月とのことだそうです。
ですから正しくは小、大、小、大、小、大、大、小、大、小、大、小、大。

後の絵の解説を少し補足しますと、扇面に大黒天縁の物を並べ、その縁日の甲子の日付を記しています。
同様に蛇は弁財天の己巳(つちのとみ)の日付、猿回しは庚申の日付です。

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「新年を迎えた女魁と客」
大小の羽子板に書かれています。  

                                                                     

                                                                    

                                                          

                                                            

 

                                                                                  

                                                      

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トンガリ君  村上隆inベルサイユ

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Murakami Versailles
http://www.chateauversailles.fr/les-actualites-du-domaine/evenements/evenements/expositions/murakami-versailles

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反対運動があったようですが、村上隆展は予定通り開催の運びのようです。
ヴェルサイユ宮殿の発想は進歩的なんですね。

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Murakami2

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Paris2

パノラマ地図

9月5日から堺市博物館で

「描かれた近代の景観-パノラマ地図にみる都市と観光-」
http://www.city.sakai.lg.jp/hakubutu/tokubetsu.html

が開催されています。
主に吉田初三郎の作品が展示されているようです。
パノラマ地図の先駆けといえばこれでしょうか。

「江戸一目図屏風」
鍬形蕙斎

江戸時代/1809
六曲屏風
縦176cm、横353cm
文化6年(1809)、江戸の全景を詳細に描いた景観図で、隅田川東岸の上空から西方の地上を見下ろした鳥瞰図である
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これを真似たと言われるのが北斎の「東海道名所一覧」。
このため蕙斎は北斎を嫌ったとか。
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さらに文政元年(1818)版の「富嶽道中一覧其二」は五雲亭貞秀の作
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貞秀には「五十三次勝景」なる作品もあります。
「東海道名所図会」 歌川芳寅も日本橋から戸塚辺りまで望めそうです。
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開幕間近

まもなくNFLが開幕です。
注目はセインツですかね。
もう一つ、いや一人注目はファーブ。
お祖父ちゃんになったそうですが現役続行。
対シーホークースの画像を見ると元気そう?
足動いてますかね。

いきなりセインツーバイキングス、楽しみです。

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Mercedes-Benz 600

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かってプレスリーが所有、彼の名前で登録されていたメルセデス600。
12月6日にオークションに掛けられます。

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フィラデルフィア美術館

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Picture of a Balloon (Füsen zu), from the series A Photographic Mirror (Shashinkyö), 1861. Baisotei Gengyo, Japanese, 1817 - 1880. Color woodcut, Öban tate-e: 14 x 9 3/8 inches (35.6 x 23.8 cm).

Picturing the West: Yokohama Prints 1859–1870s
August 28, 2010 - November 14, 2010

Japanese1 A Russian Couple Holding Hands,
1861. Utagawa Kunihisa II,  1832 - 1891.
Color woodcut,
Öban tate-e:  (36.2 x 24.8 cm).

「ゴッホの寝室」

Restoration2

「ゴッホの寝室」、3つのヴァージョンがあるそうですが、
その内の1点ヴァン・ゴッホ美術館所蔵の作品の6ヶ月に及ぶ修復が終わったようです。

Six2

http://www.museyon.com/blog/2010/03/12/bedroom-stories-van-gogh-classic-under-restoration-gets-its-own-blog/

イチローは松井のホームランをキャッチできず

I

栃木市:歌麿でまちづくり 

栃木市:歌麿でまちづくり 肉筆画3点生かし、10月にもPT発足 /栃木
8月28日11時28分配信 毎日新聞

栃木市の鈴木俊美市長は27日の定例会見で、江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿の作品を生かしたまちづくりのためのプロジェクトチームを発足させることを明らかにした。10月ごろの設置を目標にしている。
 チームは市教委文化課に配置された市職員2人と専門研究員にあたる学芸員1人の計3人。歌麿の調査・研究の成果を生かしたまちづくりを担当するため、市企画課の職員も併任する。
 同市は先月27日、市民団体「アートなまちづくり研究会」が発見した歌麿の肉筆画2点を発表。07年に同市内で見つかった肉筆画「女達磨図」は所有者から購入。今回発見された肉筆画2点は期限付きで市に寄託されている。
 鈴木市長は「3点の歌麿の肉筆画を今後、どうまちづくりに活用していくか。多くの市民と市外の皆さんに見ていただけるよう調査、研究を進めたい」と話した。【中村藍】

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