上方落語名人撰 夜の部
2010年9月23日
大阪 新歌舞伎座
「時うどん」 林家笑丸
「四人癖」 桂 文三
「七段目」 桂 米團治
「祝いのし」 桂 春團治
中入り
「首提灯」 笑福亭松喬
「子は鎹」 桂 ざこば
生まれ変わった新歌舞伎座、舞台の雰囲気は前の新歌舞伎座にそっくり。
大きさも変わりません。
3階最前列からの観ましたが、舞台に水平距離は大してないのですが遠いですね。
噺家さんが小さいです。そしてスピーカーからの声が不自然。
最近は音響技術の発達のおかげで、もう少しナチュラルに聞こえるのが普通と思うのですが。落語には3階は不向きかも知れません。
まあ、歌謡ショーが多い舞台ですから落語ではこんなものかも。
入場者にチラシ1枚もなく、演目は終演後ロビーに貼られましたが、
下座さんの名前は書かれてませんでした。
やはり落語の扱いは小さいようです。
他の公演と同様弁当が売られているのはいいですね。
今回、襲名とかと違って口上とか特別な演出もありません。
マクラで立派な劇場が出来、そこで演らせて貰えてありがたい、述べる程度。
演目はそれぞれやり慣れた得意ネタを披露していただいたような。
個人的にはどうも最近行く落語会に偏りがあるようで、
米團治は14日「七段目」に春團治師匠も先月塩鯛襲名披露で「祝いのし」を聞いた。
ざこばの「子は鎹」もこの1年何度目か。
一方笑丸さんを見るのは半年ぶりですし、文三さんはそれ以上久しぶりです。
松喬師匠の「首提灯」も懐かしさを覚えた。
上方落語も200名を越えると満遍なく聞くのは難しい。
時間の加減か皆さんマクラも短めでしたが、触りを少々。
「時うどん」 林家笑丸
少し前船越英一郎さん主演の刑事ドラマに出たんですが・・・。
シーン
予想通りの反応ありがとうございます。
実は出てたんです。犯人役です。それも顔の出ない犯人役です。
どういう事かと言いますと、犯人が紙切りをするシーンがあったんですが、その手をやったんです。
これです、この手だけが映ったんです。この手でお判りの方も・・・いてませんわね。
仕事柄色んな所でやらして貰います。
先日も敬老の会に呼んで頂きました。
司会の方に紹介していただいたんですが、
「今日お配りした餅はすぐ固くなります。気を付けてください。では笑丸さんどうぞ。」
どんな紹介やね、と突っ込みたくなりましたが。
「四人癖」 桂 文三
笑丸さんも話してましたように色んな所行きます。
若い人に伝統芸能を、ということで保育園にも行きます。
テンション高いんですは。朝の9時半いうたら私ら普段寝てます。
子供は違いますね。私が出ただけで笑うんですは。
見たまま言います。「ちっちゃいおっちゃん」
園長先生がフォローしてくれます。「仕方ないでしょ」
あの落語にムキにならないでくださいね。
落語が初めての方もいらっしゃるんですが、時々ムキになられるんです。
そうかと思うと波長が合わなかったりとか。
こちらがここや!と思う所では全く受けず、逆に何故、どうしたんと思う所で爆笑されたり。
先日和歌山で「時うどん」やったんです。
さっき笑丸君がやりました。皆さん筋を理解されて最後の3文損でも笑っていただきました。
和歌山では違ったんです。
火おこしながらたて前言うたら「うまい!」、声がかかるんです。
私昔アルバイトしてたんで、うどんの湯切り気合いれてやったら前のオバチャン「熱っ」。
出汁を飲んだら「カツオ出汁や」。
いちいち反応してくれるんです。止めて欲しかったんですけどね。
箸を上下させたら同じように顔を上下させたりもしたりです。
その癖肝心な所聞いてないんです。3文損言うてもポカ~ン。
「七段目」 桂 米團治
先日のシアターBRAVAでの情熱大陸と同じくの演目。
あの時はトータス松本が競演していたので、落語に馴染んでいない若いお客も多数いました。
ですから米朝師匠には虫歯がない、「へえ=!?」
総入れ歯、歯なしかです。ワッハッハでした。
今回も同じような反応、受けてました。
しかし噺の中の受け方が違いました。
団十郎の鼻声の声色や、歌舞伎の仕草で受けるんです。
さすが歌舞伎はめったに掛からないくても新歌舞伎座、芝居に精通された方が多いようです。
昔松竹座では花道を使ったり、後でトンボ切らせたりして芝居小屋らしい演出でした。
新歌舞伎座でも工夫してほしいですね。
「祝いのし」 桂 春團治
大勢のお運びありがとうございます。
このような立派な劇場ができ、柿落とし公演に出演できますこと真にありがたいです。
私の後が中入り、その後の松喬さん、ざこばさんをお楽しみに一席お付き合いお願い致します。
「首提灯」 笑福亭松喬
今日は昼の部もあり、噺家が大勢出てますが、私が一番です。
何がと言うと、一番近いんです。それだけです。
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