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2015年10月

歌川派一門

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山東京伝、謎の「賛」 歌麿の定石外の肉筆画

201509160002_000_m_2 江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿(1753?~1806)の肉筆画が新たに見つかり、福 岡市美術館(同市中央区大濠公園)で開催中の「肉筆浮世絵の世界」展(20日まで)で公開されている。「花魁(おいらん)と禿(かむろ)図」と題された美 人画は墨だけを用い、正面向きの人物を描いた。浮世絵の定石から外れたこの絵はなぜ生まれ、何を物語るのか。大量に印刷された版画(錦絵)とは違う「一点 もの」のこの絵に戯作(げさく)者の山東京伝(1761~1816)が書き添えた「賛」に注目してみた。

 賛は鑑賞者が絵に書き加えた文章 のこと。大半が褒めたたえる内容だが、「京伝の賛は絵の美人と裏腹のようだ。なぜ、こんな賛を書いたのか」と鑑定した国際浮世絵学会の石田泰弘理事は首を かしげる。京伝の賛は遊女の言葉を用いて花魁の世界をあきれた所とし、容姿をちゃかして表現しているように読めるのだ。

 親交が深かった京伝と歌麿の関係に着目し、石田さんは「モデルは京伝の妻、菊園では?」と推測、可能性を探っている。花魁の着物に描かれた菊が、菊園を暗示すると考えたからだ。

  絵の制作は1790~93年ごろとみる。90年、京伝は遊女だった菊園を妻に迎えた。だが93年、菊園は若くして亡くなった。「定石通りの横顔ではなく、 正面の顔を描いたのはモデルが誰か伝えようとしたから。一般的な彩色画でなく、墨一色で描いた理由も、亡くなった菊園への哀悼と考えると説明がつく」と自 説を述べる。が、「花魁のモデルが妻だとすると、この賛はふさわしくないと思う。問題が解決しない限り特定は難しい」。

 そもそも京伝は遊里(吉原)を舞台に遊女やそこに通う武士、町人を描いた小説で大評判を取った。吉原や遊女を褒めても、けなすことはないのでは?

  これに対し、中野三敏九州大名誉教授(近世文学)は「けなしていない。絵を褒めた普通の賛である」と語る。「当時の文芸の趣向『見立て』を用いたもので、 吉原を外国になぞらえて描く手法はよくある。吉原は常識の通じない謎の異界で、花魁も人を惑わす存在だが一度のめり込めば抜け出せない魅力があると、京伝 らしい言い回しで表現している」。ストレートに吉原や花魁を褒めなかった理由は「寛政の改革と関係があるのでは」と指摘する。

 老中松平定信が主導した改革で、風紀の乱れが厳しく取り締まられた。京伝も吉原を描いた過去の小説がとがめられ91年、処罰を受けた。深く反省した京伝は、吉原を舞台にした小説から徐々に離れてゆく。

 高田衛東京都立大名誉教授(近世文学)は「賛には、処罰に対するざんげも潜んでいるのではないか」との見方を示す。字義通りに賛を読めば「吉原は謎めいた所」「花魁は国をも惑わす」と警鐘を鳴らしているようにも取れる。

  京伝は92年、刑を終えたことの宣伝を兼ねて、自筆の書や絵などを販売する会を大々的に開いた。高田さんは、そこでこの絵が誕生した可能性に言及する。 「友人の歌麿が描いたのは、公儀への遠慮で、色彩は使わない墨一色の絵。そこに“吉原批判”を揮毫(きごう)し、観衆に見せれば反省の気持ちを広く伝えら れただろう」

 京伝の賛は多様な読み方ができ、かえって歌麿の絵の「謎」を深めるようだ。だけど謎めいたものにひかれるのは、江戸の昔から人の常。花魁の微笑は200年以上たった今も、見る者を惑わせる。

    ◇

●山東京伝の「賛」全文

ヲ イラン界は馬鹿羅洲(ばからしゅう)アリンスの北にあり 一名を安藝連洲(あきれす)といふ 此國晦日に月出て四角の鶏卵を産す 國人晝(ひる)眠て夜寝 す 頭に鼈甲(べっこう)の如き角を生し 目は糸に似て口は剃刀(さすが)の如し 指にくろかねの輪をはむる 一たひ笑ふときは陽城を惑し下蔡を迷すとい へり 等間にして此の地に来る人は蝦蟇の井に落たるか如く再出ることあたはす ことは客物志に詳なり(「肉筆浮世絵の世界」展図録の解説を基に作成。一部 ルビを加えた)

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 山東 京伝(さ んとう・きょうでん) 江戸時代後期を代表する戯作者。娯楽本の黄表紙、遊里を描いた洒落(しゃれ)本、古典を基にした読本などの佳作を立て続けに出す一 方、浮世絵、図案(デザイン)、狂歌や俳句、広告文など幅広いジャンルで活躍した。たばこ入れを売る店も繁盛させた。喜多川歌麿とは、同じ版元から作品を 出すなど親交が深く、歌麿は浮世絵「山東京伝の店」「大名屋敷の京伝」を残した。2度結婚したが、ともに遊女出身だった。

=2015/09/16付 西日本新聞夕刊=

 

約束

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TPP関税撤廃の概要が報じられている
でもスケジュールや品目の説明ばかり
関税撤廃なら当然国庫収入は減るわけでしょう
逆に生産者対策で補正予算を組むとか
生産者が倒産すればその所得税なども減る
一体いくらマイナスなんですかね
その分輸出企業が納税を増やすのか

トヨタ、2014年3月期まで5年間納税してませんでした
その間1兆円以上の利益を上げていたのに
また上場企業の7割は納税してないとか
結局、消費税増税や流通マージンで物価は下がらず
零細生産者は廃業、
国家財政はさらに悪化
喜ぶのは配当が増えた株主だけ
それが関の山ですかね

聖域なき関税撤廃には反対を総選挙の公約にしておきながら
平気な顔でゴルフなんぞできるものです
国民によく説明するといいながら臨時国会も召集せず
安保関連法案は口にも上らない
約束が違うでしょう
それにしてもパンツ泥棒?の大臣などよく選んだものです

画像(クリックで拡大)は歌麿の 教訓 親の目鑑「正直者」
手首に紙縒りを巻いてます
病気快癒の願掛け、約束を誓う時にしたようです

その口元の凛々しさ
今の政治家にありますかね

喫茶去

喫茶去ー禅語で「お茶をおあがりなさい」といった程度の意味

秋、
とりあえず芸術の秋
15日はブルガリア(ソフィア)国立歌劇場オペラ「イーゴリ公」
音楽だけでなく最後の場面はダンスも十分楽しめました
ここのオケ、管楽器が素晴らしい

パウル・クレー展
サブタイトルに「だれにもないしょ。」
秘密が好きな作家で作品に色々暗号を潜ませているとか
とてもじゃないが解説を聞かないと解らない、いえ聞いても理解できない。
私に芸術的センスがないんでしょうね
作品だけでなくそれを展示する演出を理解するセンスがないようだ
壁の途中からT字型に畳一畳ほどの袖壁が作られている
その表裏に作品が1点づつ展示されている
何故わざわざそんな事をしているのか???
オペラでも演出は重要ですが、美術展もでしょうね
様々な作品をどう構成し、会場に合わせてどう展示するか

センスが物を言うのに似顔絵があります
橘家円蔵師匠が亡くなった
「うまいのは(古今亭)志ん朝、(立川)談志は達者、だからアタシは面白い落語家を目指す」
ご自身のセンスを遺憾なく発揮されたのでは
志ん朝、談志のお二人が飛騨高山でご出演中です
師匠、お急ぎにならず、ゆっくりおいしいコーヒーでも如何ですか

http://www.wdo-kao.jp/event.html

「かって」さんがあるのは古い町並みの上三之町、
お隣上二之町にこの8日浮世絵館「画侖」がオープンしました
http://www.takayama-ukiyoe.jp/

入場料1200円は展示作品を考えると少しお高いとお感じかも
でも高山という場の演出を考えたらお安いと思うのでうが


ついでにそのすぐお隣では食欲の秋 を満喫できます
https://www.facebook.com/zinyacafe

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