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フォト

自然、科学

高速バス

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オランダデルフト工科大学のオッケル氏を中心としたチームが7年の期間と15億円の開発費をかけた23人乗りの高速バス。
全長15m全幅2、55m全高1m65m重量9500kg車高は70~400mmで調整。
最高時速250kmのリチウム電池利用の電気自動車で出力300KW(ピーク出力600KW1分)。
車体はカーボンファイバー採用。
6輪がそれぞれ独自に動き回転半径を最小化。
テレビ、インターネットも利用できるそうです。
先頃ドバイでの展示会に送られUAEの検査に通れば実用化の運び。

http://www.youtube.com/watch?v=Y7sGRdS51hw&feature=player_embedded#!

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SOFIA

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The Stratospheric Observatory for Infrared Astronomyの略。
約して遠赤外線天文学成層圏天文台。
NASA とドイツ航空宇宙センター (DLR)で共同研究。
地球上のあらゆる水分を避け成層圏において遠赤外線望遠鏡で観測。
惑星の大気および地表の研究、彗星の構造・進化・構成の研究、星間物質の化学および物理学的研究、恒星およびその他の天体の組成に関する研究である。
ボーイング747-SPをベースに開発された機体が公開された。
後部に望遠鏡、内部の様子と焦点部分の映像。
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地球を救うために緑の自然に帰ろう

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2009年度ベスト・サイエンス・イメージ
写真部門第1位:「地球を救うために緑の自然に帰ろう(Save the Earth, Let's Go Green)」

ツタンカーメンの謎、DNA調査で解明

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手前からツタンカーメンの母、祖母、父のミイラ

最新のDNA調査の結果、ツタンカーメンはマラリアと骨障害に苦しむ虚弱体質のファラオだったことがわかった。さらに近親姦でできた子供だったこともわかり、それが虚弱体質の一因だった可能性も浮上している。
今回の研究ではツタンカーメンのミイラと、王族のミイラ10体の調査が行われた。この10体は長年にわたってツタンカーメンの近親者と考えられてきたが、その中で人物が特定されていたのは3体にすぎなかった。今回、ミイラの骨から採取したDNAサンプルを使って、ツタンカーメンの5世代に渡る系図を作成することに成功した。
研究チームは、ツタンカーメンの父親と祖父を特定するため、父親から息子にだけ受け継がれるY染色体の遺伝子配列の共通項を探した。また、ミイラの親子関係を割り出すために、ミイラの遺伝子が特定の男女のDNAが結びついた結果であることを示す証拠を探した。
 この結果、これまでKV55と呼ばれていたミイラが“異端の王”アクエンアテンであり、ツタンカーメンの父親であることが確認された。アクエンアテンは、多神教だった古代エジプトの宗教を廃止して一神教の信仰を始めたことで知られている。
 また、KV35と呼ばれていたミイラは、ツタンカーメンの祖父アメンホテップ3世であることが判明した。アメンホテップ3世の統治は未曾有の繁栄を遂げた時代であった。
 DNA調査の最終的な結果はまだ出ていないが、ツタンカーメンの死にあたって墓所に一緒に葬られていた死産の胎児2体は第一王妃のアンケセナーメンとの間にもうけられた娘たちではないかと思われる。このアンケセナーメンのミイラもようやく特定される模様である。
 また、これまでは「Old Lady(老婦人)」と呼ばれていたミイラはツタンカーメンの祖母にあたるアメンホテップ3世の王妃ティイで、「Younger Lady(若い方の女)」と呼ばれていたミイラがツタンカーメンの母親だと判明した。  こうしてツタンカーメンの母親のミイラがついに特定されたものの、これが誰なのかは依然として謎だ。DNA調査によれば彼女はアメンホテップ3世とティイの娘で、夫アクエンアテンとは同父母の“きょうだい”にあたる。
 カリフォルニア大学ロサンゼルス校のエジプト考古学者ウィルケ・ウェンドリッヒ(Willeke Wendrich)氏によると、アクエンアテンとの間にツタンカーメンをもうけた“姉か妹”は、正妃以外の妻か側室だったと思われるという。このようなことは当時そう稀なことではなかったと考えられている。
「エジプトのファラオには複数の妻がいた。複数の息子を持つことも多く、父親の死後にはこの息子たちが王位をめぐって争うことになった」とウェンドリヒ氏は語る。また、近親姦で子供を作ることも当時のエジプト王家では珍しくなかったという。
 また、今回のツタンカーメンのミイラの調査で、左足の変形が骨組織の壊死によるものであることが初めて突き止められた。「体内に死にかかっている組織を抱えているのだから、壊死はどんな場合でも恐ろしい。命の危険はなかっただろうが、その痛みは相当なものだったろう。墓から杖が多数発見されたことからも、ツタンカーメン王は歩くのに杖が必要だったと考えられる」と、研究の共著者であるカルステン・プーシュ氏はナショナル ジオグラフィック ニュースの取材で語った。
 しかし、マラリアによる命の危険からは逃れられなかっただろう。蚊によって媒介されマラリアを引き起こすマラリア原虫のDNAがツタンカーメンの体内から見つかった。今回発見されたマラリア原虫の種類は複数で、ツタンカーメンは死ぬまでに何度もマラリアに感染したことが明らかになった。それらの種はマラリアのなかで最も悪性で致命的な熱帯熱マラリアを引き起こすものだった。
 今回の研究から、マラリアによってツタンカーメン王の免疫システムが弱まり、骨折した足の回復が遅れた可能性が示された。マラリアと2005年に発見された左大腿骨の骨折がこの若い王の命を奪ったのだ。
 ツタンカーメン王の死因としては、これまで狩猟中の事故、血液感染、頭部を殴られた、毒殺などが挙げられてきたが、「これでツタンカーメンが暗殺されたとするまったく根拠のない説が一掃される」とウェンドリッヒ氏は話している。
 さらにツタンカーメンの父は“奇形のエジプト王”ではなかったこともわかった。豊かな腰と腹部、女性化乳房の特徴である胸部の隆起などアクエンアテンの像に見られる女性的な特徴は、遺伝性疾患のためであったとする説もこの研究で覆された。
 医療用スキャナーを使いアクエンアテンの遺体を分析したが、そういう異常は見つからなかった。ハワス氏が率いる研究チームは、在位中に作られたアクエンアテン像に女性的な特徴があるのは宗教上の理由や政治的理由によるものと結論づけた。
 アクエンアテンの外観が遺伝性疾患によるものでなかったことが判明したが、今回のDNA調査には参加していないエール大学のエジプト学者ジョン・ダーネル氏は、これが「この研究の最も重要な成果」だとしている。
 ダーネル氏はアクエンアテン像の両性具有的な外見は、自らを男性でもなく女性でもないエジプトの創造神アテンになぞらえようとしたためであるという説を主張している。「アクエンアテンは天地が創造された時の存在なので、一風変わった風貌として表現されたのではないか。これからは、アクエンアテンは奇形のエジプト王ではなく思想家だったととらえられるべきだ」とダーネル氏は語っている。
 ツタンカーメンの王族のミイラから採取したDNAは非常によい状態だったことに誰もが驚いた。「これより何世紀も後のエジプトの一般人のミイラのDNAに比べて、ずっと状態がよい。今回発見された「老婦人」のDNAは古代の標本から採取したどのDNAよりも美しかった」とプーシュ氏は語っている。
 古代エジプト人が王族のミイラを腐敗から守るために用いた遺体防腐処理の方法が予期せず肉体と同様DNAも保護したのだろう。「王族の遺体防腐処理に用いた成分は、質量ともに、古代の一般人に用いたものとはまったく異なっていた。神官はもちろんDNAを保存しようとは思ったわけではないだろうが、その防腐処理の方法が私たちには幸いした」とプーシュ氏は語っている。

ナショナルグラフィック 2010.2.17

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世界初の生命復活

Icema20070607_2  死後16年間凍結保存されていたマウスの細胞からクローンマウスを作ることに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の若山照彦チームリーダー(発生生物学)らが成功した。長期間の凍結で完全に死滅した個体の細胞から生命を「復活」させた世界初の成果。研究チームはさらに、凍結によって完全に乾燥した細胞でも同種の実験に成功しており、マンモスなどの絶滅動物を復活できる可能性が出てくる。

 動物の体細胞を使ったクローンは、1962年にカエルで最初に報告された。哺乳(ほにゅう)類では96年、英国でクローン羊「ドリー」が誕生。その後ウシ、ブタなどでも成功したが、いずれも生きた動物の体細胞を使ったり、細胞だけを凍結させたものが使われている。

 研究チームはマイナス20度の冷凍庫で16年間凍結保存されていたマウスを使用。そこから、脳細胞を取り出した。細胞は特別な保護剤を使わずに凍らせると、氷の結晶で破壊され、死滅する。チームは死滅した細胞を独自に開発した培養液の中で手作業ですりつぶし、細胞内部からDNAを含む核を取り出すことに成功した。その核を、生きたマウスの卵子から核を取り除いたものに移植して「クローン胚(はい)」を作った。

 このマウスは生きた状態でもクローンが作れない種だったため、チームはこのクローン胚を培養してES細胞(胚性幹細胞)を作成。それを再び核移植して代理母マウスの子宮に入れると、凍結マウスとDNAが一致したクローン4匹が誕生した。

 一方、チームは、最もクローンが作りやすい種のマウスを1週間~3カ月凍結し、クローンを作る実験も試みた。こちらはクローン胚を子宮に入れただけでクローンマウスが誕生した。どのクローンも外見、生殖能力などに異常はなかった。

 シベリアのマンモスなど、数千年~数万年間も凍土の中にあった死骸(しがい)は凍結乾燥(フリーズドライ)の状態にあるが、チームはマウスの凍結乾燥細胞からのクローンES細胞作成にも成功している。若山さんは「多くの壁はあるが、今回の新しいクローン技術は絶滅動物復活の可能性を高める。それは進化学、生物学への大きな貢献になる」と話している。

 4日、米科学アカデミー紀要電子版で発表する。【奥野敦史】

ガラスの森

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2008年度ベスト・サイエンス・イメージ
写真部門第1位:『ガラスの森(The Glass Forest)』

脳の大きさを制御するメカニズム発見

理化学研究所(理研)は9月5日、「長年の謎だった脳の大きさを一定にするメカニズムを解明することに成功した」と発表した。理研では、「ES細胞(胚性幹細胞)などから分化させた組織や臓器を正しいサイズや形で発生させて移植する技術につながる」と期待しており、成果は、同日付の米国の科学雑誌「Cell」に掲載された。
生物は、一つの受精卵が繰り返し分裂し、細胞を増やしながら多様な細胞や組織を形成する。その発生過程で、脳や心臓など主要な臓器の大きさは、環境の影響を受けず、ほぼ一定で発生し、個体差はわずかという。これは、発生学の歴史の中で大きな謎の一つだった。

 理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の細胞分化・器官発生研究グループは、アフリカツメガエルを用いた研究で、脳の発生を促進する神経誘導因子「コーディン」と結合し、その分解を促進するタンパク質「ONT1」を発見。「ONT1」が、「コーディン」の量に応じて、その量を増減し、「コーディン」の量を調整していることが分かった。これにより、「コーディン」の場合、「ONT1」によって活性が一定になり、発生する脳組織の量も一定になることが解明できた。
 また、「ONT1」の機能が消失すると、脳組織の発生の制御が不安定になり、「コーディン」が少し多く働くだけでも、巨大化した脳組織が発生することも突き止めた。

 同グループでは、「脊椎動物の受精卵が分裂を繰り返すだけで細胞の発生が進行する過程で、多様な臓器のサイズがどのようにして自動的に決定されるのかという根本的な生命科学の疑問に対し、一つのメカニズムを提案できた。今回の発見は、自動的に組織を一定にする制御機構の例であり、次世代のより高度な再生医学の発展の上で先導的な意義を持つ」などと話している

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